バイオの力

好気性微生物と嫌気性微生物

近年注目されている「バイオ」とは、「生物」「微生物」という意味を持つ語です。自然界に存在するバイオ(微生物)は河川や湖の汚れを分解し、美しい環境を維持してくれる働きがあります(自浄作用)。バイオは大きく分けると「好気性微生物」と「嫌気性微生物」に分けられ、それぞれ異なる役割を持っています。

嫌気性微生物は動物の死骸や枯れた植物などを分解(腐敗)します。その時に発生する悪臭や有害な腐敗菌、細菌などを分解して環境を整える働きをするのが好気性微生物です。

好気性微生物

好気性微生物は、酸素のある環境で活動する微生物です。自然界の生態系を維持するために欠かせないもので、有機物の消化や分解を行います。人が飲んだり吸い込んだりしても無害です。

好気性分解(酸化分解)
自然の水に空気中の酸素が溶け、飽和状態となっています。そして水中に入り込んだ有機物はまず好気性微生物によって酸化分解されます。有機物の主成分は炭素、水素、酸素、窒素などで、好気性微生物は水中の酸素を使ってそれらを最終的に二酸化炭素、水、無機物に分解します。最後に地球をキレイにしてくれているのが好気性微生物です。
嫌気性微生物

嫌気性微生物は、酸素のない環境で活動する微生物です。地中や海中に生息する菌やウイルスなどがこれに属し、腐敗を行います。多くは人間や動物に悪影響を及ぼします。

嫌気性分解(還元分解)
酸素のない環境では、嫌気性微生物による有機物の分解が行われます。堆積した底泥(ヘドロ層など)の内部では酸素の供給が少ないために好気性微生物が活動できず、嫌気性微生物の還元分解が主体になります。この場合の最終生成物はメタン、アンモニア、硫化水素など、いずれも悪臭を放つガスです。嫌気性微生物の還元分解も自然浄化作用や生態系維持の中で重要な役割を果たしていますが、嫌気性微生物の中には病原菌となる細菌やウイルスが多く含まれているので人間にとって好ましいとはいえません。「一般家庭カビ対策をしよう」でご紹介している防カビ剤「BioEPD」は好気性微生物を400種類以上含み、カビの発生を防ぎます。市販されている化学薬品を使用した防カビ剤よりも、人間と環境に優しいカビ対策を行うことができます。